準備は大変? でも楽しくて気持ちいい。アウトドアサウナのススメ

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ぜいたくな時間はわざわざ作るもの

夏は何かと外遊びがしたくなる季節。それはサウナでも同じで、たまにはいつものサウナへ行くのをお休みして、屋外でサウナ、つまりテントサウナを用いたアウトドアサウナなんていかがでしょう?

結論から言うと、アウトドアサウナは手間がかかります。でも、楽しい。これに尽きます。一般的なサウナ→水風呂→休憩が内向きのリラックスだとするなら、アウトドアサウナは外向きのリラックス。自分と向き合って精神を落ち着かせるというよりは、大自然に向かって自分を開放することで得られるタイプのリラックスなんです。こればっかりはきっと、一度やってみないことには伝わりません。

とはいえ、水辺にテントサウナやストーブ、そして重い重いストーンを持っていって組み立てて、帰り際に解体してパッキングしてクルマに積み込んで……と考えてしまうと、ハードルが非常に高いのもわかります(だからこそ感じる、施設に行ってお金を払って入る清潔なサウナの尊さよ!)。なので、アウトドアサウナを敬遠してしまうサウナ好きの気持ちもわかります。河原でバーベキューと同じく、陽キャの戯れっぽさもありますし。

でも、世の中には「わざわざやるから楽しい」と思う瞬間がたくさんあって、ご存知のとおり、その「わざわざ」の中にこそ、輝くときめきが詰まっているものです。そもそもサウナ自体、わざわざ熱い部屋で汗をかき、わざわざ冷たい水に入る行為。そんな修行のような行為がなぜかとても気持ちがいいのですから、そこに一連の手間を加えたところで、楽しさの分母が増えるだけ。結果として、より素敵な時間を過ごせることが約束されているのです。

……などという口車に思わず乗ってしまうような、スーパーポジティブなサウナ好きのために、ここで簡単にアウトドアサウナの導入に必要なものを提案したいと思います。ただ実際、テントサウナなんて持っていなくても、借りるなり設置してある場所を見つければ体験は可能です。サウナ is ピースフルな気持ちさえあれば、アウトドアサウナは楽しめますから。この夏もそろそろ後半戦(と信じたい)に突入しますが、暑い季節は天然の水風呂と木陰の外気浴で決まりでしょう!

テントサウナひとつで、こんなにぜいたくな時間が!

わたしたちSAUNA BROS.編集部では、サイズ違いで2つのテントサウナを保有しています。使用頻度は年に数回と、決して頻繁に使う訳ではありませんが、季節の変わり目などにみなで連れ立ってアウトドアサウナを楽しむと、サウナそのものが気持ちいいのはもちろん、「今日は一日、有意義な時間を過ごせた」と、とてもぜいたくな気分になれるものです。テント、という言葉のせいで、アウトドアアクティビティっぽさを強く感じるが(実際にそうではありますが)、体感的には「ポータブル・プライベートサウナ」とでも呼びたいくらい、アウトドアサウナは屋外でプライベートサウナを満喫している感が強いです。内にこもるのではなく、心身を開放し、自然と繋がってその一部の空間と時間を切り取り、気の合う仲間とシェアする。なんてぜいたくで豊かな行為なのでしょう。

というわけで、ここまではアウトドアサウナのソフト面について語ってきましたが、ここからはハード面について掘り下げていくことにしましょう。

【道具】テントサウナがあれば、いつでも本格的に楽しめる!

アウトドアサウナを楽しむにあたり、何はなくとも必要なのはテントサウナです。近年は外国産に加え、国産のテントサウナも増えてきました。それゆえ、なんとなくイメージしているよりも、選択肢は豊富です。購入にあたっては使用する人数や予算、積載するクルマの大きさなどはもちろん、アフターサービスなども鑑みて選ぶとよいでしょう。決して安い買い物ではありませんし、何よりテントサウナは買っておしまいではありません。使うことがスタートなので、安かろう悪かろうではなく、安心して長く使えるものを選びたいところです。

なお、実際にはテントサウナだけでなく、ポータブルのサウナストーブやそこに入れるサウナストーン、それから薪などの消耗品も必要です。さらには休憩用のイスや薪を扱うための火ばさみ、耐熱グローブなども欲しいところ。あったら便利、というものまで挙げていくとキリがないので、必要最低限のものを揃えつつ、必要に応じて買い足していくのがいいでしょう。

手軽に始めるオールインワンセット

DODテントサウナセット・ササウナナウ

興味はあるけど、アウトドアサウナを楽しむのに何が必要かすらわからない……。そんな迷える子羊、もとい、子サウナ好きにはオールインワンセットがオススメ。とりあえずこれさえ買えば一通り揃うので、あとは薪とサウナストーンがあれば最低限OKです。価格は148,500円(送料込)。

フィンランドから来たコンパクト

SAVOTTA・HIISI 4

フィンランド国防軍御用達のアウトドアギアメーカー、サヴォッタのサウナテントはスリムに畳めて現地で持ち運びやすいのはもちろん、コンパクトなので自宅等での保管もしやすいです。なお、名前のHIISI(ヒーシ)とはフィンランド語で「聖なる場所」の意。サウナが文化として根付いている国ならではのネーミングにほっこりします。ストーブなどは別売なので予算には注意。価格は97,900円。

みんなで楽しめる大型サウナドーム

Sotoburo・DOME 12

フレーム内蔵のパネルを組むことで簡単に設営、撤収が可能な大型ドームテントサウナ。定員12名ながら、畳むとひとりで持ち運べるほどコンパクトに収納できます。天井高が1.9mあるので、アウフグースなども楽しめます。サウナ好きの仲間たちと共同所有する、なんて手もありではないでしょうか。価格は305,800円(単品)。

知られざるロシアンサウナカルチャー

TERMA.CAMP・テントバーニャ・ストーブセット

ロシア発のモバイルバーニャ(蒸し風呂)ブランド、TERMA.CAMP。日本では馴染みが薄いですが、極寒のロシアもまた、サウナに似たバーニャ文化が根付いた国。汎用性が高く、テントサウナとしてだけでなく、通常のテントとしても使える使い勝手の良さがウリです。ストーブ上に設置してお湯を沸かせるタンクなどのオプションも豊富で、キャンプも好きなアクティブなサウナ好きならこれ一択!? 価格は113,700円。

【体験】手ぶらで楽しめるアウトドアサウナも!

テントサウナなんて持ってないし、そもそも買う予定もない。そうなるとアウトドアサウナは諦めるしかないのか……。否! ないなら借りればいいのです。

ということで、本項ではテントサウナに必要な道具を一式借りられる施設をご紹介します。全国にはほかにも貸出を行なっている施設はたくさんあるので、目的のエリア名と「テントサウナ レンタル」で検索すれば、きっとちょうどいい施設が見つかるはずです。

愛車とともに絶景でリラックス

ACAO BEACH AUTO CAMP

静岡県は熱海のプライベートビーチにあり、海まで徒歩15秒の絶景ロケーションが強烈。愛車を横付けできるぜいたくオートキャンプ体験は楽チンかつ、クルマ好きにはたまりません。目の前に広がる海、耳に届くのは波の音。視界いっぱいの絶景とともに、海風を感じながらリラックスするという、極上のテントサウナ体験が叶います。要予約。

住所:静岡県熱海市上多賀1027-8
チェックイン:12:00~16:00 チェックアウト:翌10:00

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