心地よさを進化させ続ける銭湯サウナ! 東京・錦糸町「黄金湯」①

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女湯側のサウナ室では、セルフロウリュでもう昇天。イベントや密かな愉しみも満載!!

毎週水曜は、男湯と女湯が入れ替わる黄金湯。男湯側のサウナ室は前述のとおり浴室外のサウナエリアにありますが、女湯側のサウナ室は浴室内にレイアウトされています。


ご覧のとおり定員3〜4人ほどのこじんまりとしたサイズですが、こちらはストーンにセルフロウリュが可能。そしてそのコンパクトさゆえロウリュの蒸気の回りの速さがとにかくスゴい! 男湯の大きな「麦飯石オートロウリュサウナ」と同程度の刺激というか満足感が、しっかり得られます。

水風呂も浴室内に。男湯の浴室内の水風呂同様、かけ流しで19℃ほど。肌になめらかな水質のため、ゆっくり数分間浸かって静かに体の熱が取り去られていく気持ちよさをじっくり堪能できちゃいます。

繰り返しになりますが、毎週水曜は男湯と女湯が入れ替わりになります。また5周年を迎えるこの夏には久々に「メンズデイ」、「レディースデイ」(男湯、女湯を同時にどちらも楽しめる人気イベント。1枠2時間の予約制)が両方開催されるとか。メンズデイは7月12日、レディースデイは7月26日。それぞれタイプの異なる蒸され方をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

あ、そうそう。サウナ室や浴室の気持ちよさに加えて、ちょっとした遊び心にニヤリとさせてもらうこともできます。それは、打ちっぱなしのコンクリートに描かれたこんなワンコの絵。

ほら。ここにも……。

ニャアもいますね。めっちゃかわいくないですか? 不思議なことに、何度訪れても、そのたびに新たな場所に彼らを発見できる気すらします(筆者の観察力不足でしょうか。笑)!

個人的にいちばん好きなのは、大きな水風呂脇の、非常口の案内板の横にいるワンコ。どちらかというと猫派の筆者は、ピクトグラムの人物のように、吠えられてちょっと逃げ腰になるタイプでもあるので。

身も心もすっかりほぐれ、ほっこりと満足しきって浴室を出る幸せ。でも、そのあとにもさまざまな愉しみが待っているんですよね……。

アフターサウナのうるおいのひと時。ビールもノンアルもレベル違いの美味しさ

入店時にスタッフが笑顔で迎えてくれて、「行ってらっしゃい」と更衣室&浴室へと送り出してくれるフロント。さりげなく黄金湯のロゴなどが描かれた、頭上の透明な「大提灯」は、ランドリーかけたてのタオルなどの収納場所にもなっています。機能的な上に、ビジュアルがまた……いつ見てもカッコいいんですよね。夜には、やわらかなダウンライトの明かりが灯ります。

脱衣場などでさりげなく耳に届く、やさしく心地よいBGMはこのDJブースから店内に響いています。ターンテーブル、アナログレコード。いいですよね。

また、フロントの一角にはタップが並ぶ「番台バー」が。


「サウナ後の幸せな時間をより豊かに過ごしてもらうために、美味しいビールを……」と’20年夏のリノベ時に設けられましたが、現在はなんとここで提供するクラフトビールを、直営ブルワリー「BATHE YOTSUME BREWERY」を立ち上げて自家醸造まで! 

ほぼレギュラーで飲める「フォレスト」「サンライズ」「シャワー」といった数種のペールエールやIPAなどに加え、さまざまなフレーバーをここで味わうことができます。現在はアールグレイの香りが楽しい新作「紅茶セゾン」のほか、リニューアル5周年を記念した新フレーバーもまもなく登場するとか。


「いちごみるく」「レモネード」「レモンスカッシュ」などノンアルの自家製ソフトドリンクも豊富で、赤シソを使った「紅のサウナソーダ」や梅が一つ丸ごと入った「梅ソーダ」など、自然の素材にこだわった季節の新作も多数ラインナップされています。

次回記事では、こんな上質なチルタイム、チルプレイスをたっぷりご紹介!

さっぱりとリフレッシュし、乾いた喉も潤いました。ここまででもすっかりゴキゲンですが、黄金湯ではここからさらなるくつろぎの時間、うるおいのひと時を過ごすことができます。
サウナですっかりゆるんだココロとカラダを階上へ運べば、美味しいご飯や最高のドリンクが愉しめる「コガネキッチン」に、そのまま泊まれてしまう「黄金湯 お宿」が!


「あ〜、気持ちいい。このまま寝ちゃいたい!」

「しっかり汗かいたから、めっちゃお腹へったわ」

そう。皆さんにもきっと覚えがあるはずのこんな感覚&望みに対する満点回答を、まるっと用意してくれちゃってるんですよね。あらかじめ。

2022年3月の宿泊サービスのスタートと同時に、午前6時からの早朝営業(いわゆる「朝湯」「朝ウナ」。午前9時まで)も始動。冒頭でも記したように、設備&サービスを次々とアップデートして、ハード面でもソフト面でも守備範囲を拡充しまくってくれているのです(ほかにも体験者がその効果を口々に絶賛する「電力整体」や、アカスリ、ヘッドスパなども!)。

しかも、そのそれぞれが、実に本気モード(←ここがポイントです!)。とてもではありませんが、サラッと紹介して済ませたくないレベルなのです。

とはいえ……あまりにも本稿が長くなってしまいそうなので、「キッチン」と「お宿」、はたまた文中でも触れた「ブルワリー」や、すぐそばの「押上温泉 大黒湯」「さくら湯」や新宿区の「金沢浴場」といった系列姉妹銭湯の話題はまた次回に!

おいしそうな写真だけ、何枚かチラ見せしておきますが、近日アップさせてもらいます!!


撮影/長谷繁郎


黄金湯
■住所=東京都墨田区太平4-14-6 ■定休日=毎月第2、第4月曜
■営業時間=(平日および日・祝)前6:00〜9:00、前11:00〜深0:30 (土)前6:00〜9:00、後3:00〜深0:30
※水曜は男女入れ替え
■料金=入浴料(550円)+サウナ料金([平日]男性:550円、女性:350円/[土日祝]男性:600円、女性:400円)
 
※そのほかの情報は公式インスタグラム(@koganeyu1010)、公式X(@koganeyu1)や公式HPをご確認ください

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