初心者必見!「サウナ&カプセルホテル 北欧」潜入リポート②

現在発売中の「SAUNA BROS.別冊 SAUNA KIITOS」でご紹介している東京・上野の老舗サウナ「サウナ&カプセルホテル 北欧」。名の知れた施設ではあれど、遠くに住んでいて行ったことがない、もしくはドラマ「サ道」シリーズで北欧を知り、興味を持ったという方は多いはず。

そんな方のために、とくに“北欧初心者”を自負するみなさんに向けて掘り下げる第2弾は、リラックスルームやレストランを見ていきたいと思います。もちろん、もう何度も「北欧」を訪れているベテランの方も、改めて「北欧」良さを噛み締めてください。

※サウナと浴室にフォーカスした第1弾はこちら→「初心者必見!『サウナ&カプセルホテル 北欧』潜入レポート①

目次

ふかふかのリクライニングチェアがお出迎え

いきなり話が前後してしまいますが、北欧では1階のエントランスからエレベーターで6階に上がり、受付を済ませたのち、目的のフロアに向かうことになります。前回ご紹介したサウナや露天風呂があるのは受付のひとつ上のフロア、7階なので、サウナ後は5階にあるリラックスルームやレストランを目指すお客さんが多いようです。もちろん、そのまま帰宅してもいいのですが、それは「もったいない!」と断言します。

それはなぜかと言うと、5階にはこんなに素敵な空間が広がっているからです。 これをスルーして帰宅するなんて悲しいことだと思いませんか?

サウナでゆるんだ心身に、こんな魅力的な光景はありません。ずらりと並んだリクライニングチェアは、ゆったりしたボリューム感があるタイプ。腰掛けるだけでなく、リクライニングさせて仮眠を取ることも可能です。また、備え付けのモニターでテレビ番組をチェックしたり、スマホをいじったりするのはもちろん、書店や漫画喫茶を思わせるような、大量の漫画本を読んで過ごすのもいいでしょう。過ごし方は人それぞれ。思い思いのスタイルでゆっくりお休みくださいませ……。

ドラマで見たあのレストランで食事する幸せ

リラックスルームで足止めされてしまいましたが、5階にはもうひとつ、北欧を語るうえで欠かせないものがあります。それがレストラン。ドラマ「サ道」で北欧を知った、という方なら、何度も目にしたであろう空間が広がっています。

夜間と思しきシーンが多かった作中と異なり、撮影が日中だったためちょっと印象は違いますが、まごうことなきサ道で見たレストランそのものです。特別に広いわけではありませんが、席同士の間隔がゆったり取られているため、余裕のある空間が保たれています。

そして気になるメニューですが、和洋中さまざまなメニューが豊富に取り揃えられており、初心者はあれにしようかこれにしようかと、きっと迷うはずです。そこで本誌が独断と偏見で選んだいくつかのオススメメニューをご紹介します。

北欧特製カレーライス ¥950

施設名を冠する名物カレー。インドカレーや欧風カレーではなく、味わいはあくまで日本の家庭のカレーに近いが、かといって家庭では再現できなさそうな複雑な味わいが後を引きます。写真は普通盛りだが、大盛りにするとイッキにボリュームが倍増するので、お腹の空き具合と相談して決めましょう。

肉野菜炒め ¥850

豚バラ肉にキャベツ、もやし、にんじん、きくらげなどをさっと炒めたシンプルな王道メニュー。サウナで汗とともに失われたミネラルを補給すべく、もりもり食べたい。野菜なんてきっとカロリーゼロ!(と思い込みたい)

味噌ラーメン ¥1000

タンメンの味噌味バージョン、とでも言うべき野菜たっぷりのビジュアルが食欲をそそります。一見、味が濃そうですが、見た目に反してまろやかな味わいで、味噌の香りとともに香ばしい炒め野菜の香りが、サウナ室の湯気のように鼻腔に押し寄せます。

若鶏の唐揚げ ¥700

サクサクの衣のなかには、ふっくらジューシーな鶏もも肉がこんにちは。かじった断面から立ち上る湯気は、さながらロウリュ時の水蒸気のよう。ひとつひとつが大ぶりなので、しっかり食べごたえがあるのがサウナ後の空きっ腹にうれしいです。

オロポ ¥550

アフターサウナの一杯はやはりこれに決まり! オロナミンCとポカリスエット、大塚製薬のニ大巨頭が織りなす滋味深いハーモニーを堪能しよう。それにしても、想像以上に甘く感じるのはサウナ後で舌が敏感になっているから!?

帰りたくなくなっても北欧なら大丈夫!!

極上のサウナに水風呂、そして外気浴。さらに美味しい食事に舌鼓を打ったら、眠くなるのが生き物のサガ。というわけで、施設名にもあるよう、北欧はカプセルホテルであることを忘れてはいけません。リラックスルームとレストランがある5階から下、2~4階はカプセルホテルとなっています。巨大ターミナル駅であるJR上野駅そばという立地ゆえ、出張の宿として利用するサウナ好きビジネスマンはもちろん、上野で食事後、終電を逃して利用する、という方も少なくありません。

取材時は清掃中のため全体像の撮影は叶いませんでしたが、建物や浴室同様、年季は入っているものの清掃が行き届いた清潔な空間は、安眠間違いなしの落ち着いた雰囲気です。

カプセル内にはモニターや目覚まし機能を備えた時計にコンセントなど、手が届く範囲に必要なものが揃っています。なお、カプセルそのものが一般的なものより一回り大きいサイズなので、よほど体格がいい方でなければ、窮屈に感じることはなさそうです。

というわけで一通り館内をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか? ますます北欧に興味を持った、しばらく行ってないから近々行ってみようかな、そのように思っていただけたら幸いです。もちろん、「サ道」をまた見直そうかな、でも構いません。本当に気持ちがいいサウナのひとつ、「サウナ&カプセルホテル 北欧」にぜひ足を運んでみてください。そしてぜひ、SNSで「SAUNA BROS.WEBを見て北欧に行ってきた」と投稿していただけるとうれしいです。お待ちしています!

サウナ&カプセルホテル 北欧
■営業時間:24時間営業(4:00~5:00、10:00~12:00は浴室清掃のため入浴不可)
■料金:完全予約制 3時間2000円(土日祝日、祝前日はプラス200円(3時間以降、自動で12時間コースに切替。延長料金一律1000円で、プラス9時間の12時間滞在可能) 早朝サウナ5:00~10:00(予約不要)3時間1600円(土日祝日、祝前日はプラス200円)
※詳細は公式HP(https://www.saunahokuou.com/)をご参照ください。

Photographer / Yamashita Kiyokazu

「SAUNA BROS.別冊 SAUNA KIITOS」
■発売日:2025年3月31日(月)
■定価:1,137円(税込み)
■発行:東京二ュ―ス通信社

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