葉山侑樹が清春湯のキンキン水風呂を体験! 人生初の電気風呂も

東京は中野区。丸の内線・中野新橋駅改札を出て弥生町方面へ。住宅街を7~8分ほど歩くと見えてくる宮造りの屋根。ここは都内でも有数の、チラー付き水風呂が評判の銭湯「清春湯」。

やってきたのは、俳優の葉山侑樹さん。放送中の「爆上戦隊ブンブンジャー」(テレビ朝日系毎週日曜前9:30から)で演じるブンブルーこと鳴田射士郎(めいた・いしろう)は、なんとサウナ好きのキャラクター。ご本人も「週に2回は通う」ほどのサウナ愛好者ということで、前編では、ザ・銭湯サウナな清春湯を体験していただきます!

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サウナデビューは18歳のとき

古きよき宮造りの面影を残しながら、現代風にリニューアルされた外観。受付を済ませて中へ入ると、脱衣所では、男女で色違いの立派なダルマや招き猫、福助、柱時計などがお出迎え。

浴室の壁には「これぞ銭湯!」という富士山のタイル絵がドドン。’70~’80年代に流行し、ここ数年も海外を中心に人気のシティーポップのアルバムジャケットのようなイラスト仕立てなところもおしゃれです。

銭湯内を見渡し「普段は撮影が終わってスーパー銭湯に行くことが多いので、久々の銭湯が楽しみです」と、テンションが上がる葉山さん。「爆上戦隊ブンブンジャー」のキャッチコピーではありませんが、すでに「気分ブンブン!」、「爆上げろ!」って感じでしょうか。

「ここ数年サウナブームということで、有名サウナ施設はどこへ行っても混んでいたり、水風呂が順番待ちだったり、外気浴で座れなかったりするので、最近は大型のスーパー銭湯に行くことが多いです。でも、個人的には昔からあるサウナ施設だったり、こうした街の銭湯が好きです」

そういえば、週に3回サウナに通うブンブルー・射士郎のホームサウナも、東京練馬区大泉学園にある銭湯「美寿々湯」(撮影裏話は後編で!)だ。

「銭湯、いいですよね。そこにいらっしゃる、それこそ“サウナ歴何十年!”、みたいな大先輩の所作などを見て“なるほど~、そうするのか”と、日々学んでいます」

葉山さんは大阪府の出身で、サウナ歴は4年ほど。18歳でのサウナデビューが、地元・大阪の「極楽湯」ということで、「スーパー銭湯も大好き」。

「高校を卒業したてのときに友人からサウナを教えてもらって、いきなり“ととのって”。これはストレス解消になるな~と。そこから一気にハマりました。聞けば、父も20数年間サウナに通っているらしく。“俺、やっぱ親父の息子だな~”って思いました(笑)」

2リットルの水を飲むのがルーティン

すみずみまで清掃された洗い場で汗を流したら、いざサウナへ。……と、その前に「いつものルーティン」ということで、ひしゃくで水風呂の水をすくいタオルを濡らします。

「お湯にしても、もともと熱いのが得意ではなかったので、自然とやるようになりました。サウナも最初は2~3分で出ようとして。教えてくれた友人が『ちょっと待て』と言うので、がんばって10分くらい入って。水風呂も冷たいので早く逃げ出したかったんですけど(笑)、『1、2分入ってみなさい』って言うから耐えて。で、外気浴スペースでも『鼻から息を吸って、目を閉じて』と言われて横になっている間にととのって……あまりの気持ちよさにハマって今に至ります」

まさに、ドラマ「サ道」(テレビ東京系)で主人公・ナカタさん(原田泰造)の頭の中がぐるんぐるんとなる「あの感覚でした」と、初ととのいを振り返る葉山さん。

「今日のサウナも熱めですけど、楽しみです」

清春湯の本日のサウナコンディションは、室内の温度計で97℃。天井が低めで奥に長細い構造のため出入りの際もあまり熱が逃げず、安定した輻射熱が全身を包み込みます(女性用は45℃ほどのスチームサウナ)。

「タオルを濡らすほかに、水を2リットル持参するのがルーティンといえばルーティンです。体調や施設ごとの温度にもよりますが、平均4セットで、1セット500ミリリットルずつ飲んで。8分から始まって、次は10、12、14分と、だんだん時間を増やしていくのが僕のサウナの入り方。とはいえ今日は熱めなので、3セットくらいかな」

2021年8月にサウナ室の板材も張り替えたこともあって、ほのかに漂う木の香りもいい感じ。そうこうしているうちに、体中にじわじわと汗が……。

「体調を考慮してのことですが、基本的には決めた時間は入ります。自分との約束じゃないですけど、そこは守っています。こうした小さなことでも自分に負けないようにしていきたいので」

自分に負けたくない。クールでありながら実はアツい、射士郎を思わせます。

10℃の水風呂を体験「悔しいな~!

1セットめの8分を終えて、いよいよ評判の水風呂へ。

「はあ~、気持ちいい……けど、めっちゃ冷たい!」

肩まで浸かってしばらく……「これヤバっ!!」と叫ぶと、20~30秒ほどで水風呂の外に。

「水風呂が冷たいって感じるってことは、まだサウナが足りてなかったのかな?」

いえいえ、それは「清春湯」さんの水風呂が冷たすぎるだけ。開店前におじゃましたということもあってかなりのキンキンで、水温はあと1℃でシングルの10℃!(女性用は12℃)

「そっか、井戸水なんですね。だからですかね? 水はやわらかいんですけど、すごく冷たい! 普段は冷ための水風呂でも2~3分は入る方なのに、全然ムリでした……(苦笑)。うーん、なんか悔しいな~」

スタッフも太ももまで足を浸けましたが、バイブラが付いていないのにこれだけ冷たく感じる水風呂は、銭湯ではほかに記憶がありません。ドンマイっス!

「家でシャワーを浴びるときも冷水なので、多少の冷たい水風呂は平気だと思っていたものの、まだまだ修行が足りないですね~。次は、ちょっと長めにサウナに入ってみることにします!」

そして2セットめはサウナを10~11分。しかし、「押忍!」と気合を入れて水風呂に入るも、またもや水風呂の冷たさを前に1分ともたず……。

「シャーシロ(劇中での射士郎の呼び名)はサウナ好きキャラですから、もっと入っていたかったです。次にまた取材していただく機会があれば、もっと鍛えておきます。よろしくお願いします!」

サウナの後は人生初の電気風呂に…

もう1セット挑戦したそうな葉山さんでしたが、清春湯はお風呂も魅力的。続いては内湯のハイパージェット、ジェット付き座風呂、バイブラバス、電気風呂(すべて40℃ほど)を体験。

「熱からずぬるからず、とても気持ちいい温度です。広々とした脱衣所から見える富士山(の絵)。それぞれ大きくはないけど、種類がたくさんある内湯。シャーシロ行きつけの『美寿々湯』さんも好きですけど、『清春湯』さんも“ザ・銭湯”って雰囲気がすごくよかった。今度おじゃまするときは、今日は入れなかった、かわいいサイズの露天風呂も体験してみたいです」

最後に入った「人生初」という電気風呂も「めちゃくちゃビビりましたし、ビリビリもしたんですけど、いい経験になりました。今日の取材をサウナ好きなシャーシロのお芝居に生かせるようがんばります!」
(電気風呂の様子は記事の最後に!)

バクアゲ4(第4話)では、銭湯のサウナストーブから生み出された苦魔獣(くるまじゅう・いわゆる怪人ですね)サウナグルマーに「“ととのう”とは、熱くするだけじゃない!」と、自身のサウナ哲学を。また、ジムグルマー(バクアゲ17)に無理やり筋トレをさせられた際は「このあとのサウナが気持ちいいんだ!」と叫んで窮地をはねのけるなど、サウナ好きも刺さるセリフが満載で、SAUNA BROS.も応援したくなる射士郎。

「爆上戦隊ブンブンジャー」はTTFC(東映特撮ファンクラブ)、TELASA、Amazon Prime Videoで1話~最新話まで配信中(定額制見放題)なので、サウナ好きの方はぜひ!

後編では、葉山さんが大好きなサ飯であるラーメンを味わいながら、「ブンブンジャー」メンバーをはじめとするサウナ友達の話。最近サウナとともに趣味となった筋トレなど、近況をお聞きします。

撮影ウラ話・その①

おそるおそる……
腰が〜! と悶絶する葉山さん

撮影中に、人生初の電気風呂を体験した葉山さん。「ビリビリする、ヤバい!」と悲鳴を。「清春湯」さんによれば、電気風呂は5段階調整のうち、最強のレベル5に設定しているとのこと!(女湯はレベル4) 初めてにしてはハードルが高かった!?

葉山侑樹(はやま・ゆうき)
‘01年10月27日生まれ。大阪府出身。主な出演作に、「爆上戦隊ブンブンジャー」(テレビ朝日系)や「最高の生徒~余命1年のラストダンス~」、「スチブラハウス」(ともに日本テレビ系)、「青春シンデレラ」(ABCほか)、「ブラックぺアン2」(TBS系)、舞台「FAKE MOTION-THE SUPER STAGE」など。

撮影協力
清春湯

■住所:東京都中野区弥生町2丁目1-9
■営業時間:後3:30~深2:00、不定休
■料金:大人=550円、小学生=200円、幼児=100、サウナは+300円
※詳細は公式HP(https://itp.ne.jp/info/134951221187051760/)をご確認ください

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