葉山侑樹がサ飯を味わうバクアゲサウナ体験②! 今後の抱負に注目

「爆上戦隊ブンブンジャー」(テレビ朝日系毎週日曜前9:30から)に登場するブンブルー/鳴田射士郎(めいた・いしろう)はサウナ好きキャラであり、彼を演じる葉山侑樹さんも「週に2回は通う」ほどのサウナ愛好者です。

前編では、東京は中野区・中野新橋にある「都内でも有数の冷たい水風呂」が評判の銭湯「清春湯」でキンキンに冷えた10℃(!)の水風呂や「人生初」の電気風呂を体験。後編は、大好物のラーメンで“サ飯(サウナ飯)”をいただき、最近のサ活や、サウナとともに趣味となった筋トレの話などお聞きします。

目次

ラーメンが体に沁みる~!

「清春湯」を後にして、地下鉄丸ノ内線・中野新橋駅方面へ。駅から徒歩2~3分ほどの路地に店を構える「一富士」ののれんをくぐります。

店内はカウンター6席、テーブル席が3卓。スタンダードな「中華そば(860円)」や、味付け玉子やチャーシュー、メンマが増量された「特製中華そば(1,200円)」など、サウナ後にぴったりなメニューがずらり。葉山さんは、「特製中華そば」と「ねぎチャーシューごはん(250円)」を注文!

「ラーメンが好きで、普段はサウナ前に食べることが多いんですけど、最近はサ飯を控えていて。筋トレを始めて1回増量して、その後ヘルシーなお米とか鶏肉、アボカド……という食事が続いていたので、久しぶりのラーメン、すごく楽しみです!」

SAUNA BROS.vol.8のアンケート企画「サウナ好き37人に聞きました」によれば、サウナに行く際はまず施設の近所でおいしいラーメン店を探して、サウナ前に寄るのが葉山さんのルーティンとのこと。

なお、「一富士」の中華そばは、鶏ベースのスープに魚介と昆布、乾物(干し椎茸など)の風味が香るやさしい一杯。サ飯といえば、こってり味が定番ですが、秋風が心地いいこの季節には、ダシの味もまたよしというもの。

「ラーメン、おいしいです! ガッツリしたご飯は1週間ぶりなので体に沁みます(笑)。やさしいけど深い味わいのスープも、塩分を欲しているサウナ後にはピッタリ。やっぱサウナ×ラーメンは最高の組み合わせです」

葉山さんは「ねぎチャーシューごはん」にラー油をひと回し

……と、そこに「清春湯」を取材した後に訪れると伝えていたマスターが、厨房の中から「あそこの水風呂、冷たかったでしょう?」と声を。聞けば、マスターも休みの日には「清春湯」によく行かれるんだとか。

葉山さんいわく「水風呂がすごく冷たかったです! けど、気持ちよかったです」とのこと。

「あと水風呂やサウナはもちろん、露天風呂もあって、電気風呂とか内湯もたくさんあって、銭湯全体がすごくよかった。自分が住んでいる地域以外の銭湯やサウナ施設に行くときは“そこだけのルールがあったらどうしよう?”とか思ってちょっと尻込みするんですけど、アットホームな雰囲気もホッとしました」と、銭湯サウナを存分に楽しんだようでした。

先々代が中野新橋で開業して70余年。気さくでやさしい3代目ご主人の人柄も含めて、「これぞ町の銭湯!」と呼ぶべき「清春湯」。

週3回サウナに通うブンブルー/射士郎を演じる葉山さんも大満足の「清春湯」、そして「一富士」でした。

ブンブンメンバーで一番ガマン強いのは?

さて、それでは、まだお届けしていなかった2セットめの様子を交えつつ、最近のサ活の様子をお聞きしましょう。

「『ブンブンジャー』のメンバーでいえば、(振騎玄蕃〈ぶれき・げんば〉/ブンオレンジ役の)相馬理くんとはよく行きます。スーパー銭湯が多くて、最近では2人で『おふろの王様』に行きました。ほかにも宮澤佑くん(焔先斗〈ほむら・さきと〉/ブンバイオレット)や齋藤璃佑くん(阿久瀬錠〈あくせ・じょう〉/ブンブラック)もサウナ好きでよく行きますし、レッド(範道大也〈はんどう・たいや〉)の井内悠陽くんともたまに行きます」

なんと、男子は全員。恐るべし、「ブンブンジャー」メンバーのサウナ愛好率! 若い層へのサウナ文化の広まりはSAUNA BROS.としてもうれしい限り。

「鈴木美羽(志布戸未来〈しふと・みら〉/ブンピンク)ちゃんもサウナ好きみたいで。1回、控室にシャンプーセットが置いてあったので聞いたら『これからサウナに行くんだ』って言っていました(※相馬さん、鈴木さんもSAUNA BROS.vol.8のアンケートにご協力を。お世話になりました!)」

20歳から29歳と、年齢に開きのある男子メンバーですが、「サウナ」というキーワードが会話の糸口に。「おかげで会って、わりと最初の方から仲が縮まりました」と葉山さん。

「それこそ裸の付き合いじゃないですけど、一緒にサウナに入って。何も隠すものがないですから(笑)、一気に。その後のサウナ施設の情報交換なんかも含めて会話が広がりました」

和気あいあいとした控室の様子がうかがえますが、そんな男子メンバーの中で一番サウナの熱さ、水風呂の冷たさに強いストロングなメンバーは誰?

「ガマン強いのは……バイオレットの宮澤くんかな? なんか特殊な入り方で、まずサウナに入って。出て、ひしゃくで水を浴びて。またすぐサウナに戻って水風呂で、外気浴。それが宮澤くんの1セットなんですよ。で、セットごとに分数も増やしていって。内心“変だな~”とは思いますけど(笑)、でも自分流の入り方があるのもサウナのよさ。そういうのも話題になるところがいいなと思います」

それにしても、スーパー戦隊「ブンブンジャー」のメンバーが大挙してスーパー銭湯に。周りのお客さんは目を丸くするのでは?

「親御さんで気づいてくださる方はたま~にいらっしゃいますけど、衣装も着ていませんし、ましてや変身もしないから、チビッ子たちはわからないようです。気づかれたとしても『今日は、タイヤ(大也/レッド)はいないの?』って聞かれることが多いので(笑)、シャーシロ(劇中での射士郎の呼び名)として『いないんだ、ゴメンね』って答えています」

サウナでシャーシロの芝居を考える

当初、葉山さんがサウナに入る目的は「気持ちよさとリラックス」……でしたが、ここ最近はそれに加えて「瞑想」も。

「物語も終盤に差し掛かってきて、自分の役もどんどん深まってきて。サウナ中に“このシーン、どうしよう?”って、集中して考えて。水風呂でクールダウンして、外気浴中に“あ、こういうお芝居もいいんじゃないかな?”ってひらめくことも多いです」

先にも述べたよう、東京練馬区・大泉学園にある銭湯「美寿々湯」をホームにするブンブルー/鳴田射士郎は、大のサウナ好き。

「もともと脚本家の冨岡淳広先生が『みんなの特技とか趣味を役に取り入れたい』とおっしゃっていたので、そうなったのかもしれません。シャーシロ行きつけの『美寿々湯』さんで撮影することで、だんだん銭湯にもなじみが出てきましたし、僕個人としてもうれしかったです」

ちなみに、銭湯のサウナストーブから生み出された苦魔獣(いわゆる怪人)サウナグルマーが登場したバクアゲ4(第4話)のロケに使われたのは、東京の下町・台東区にある「天然温泉 湯どんぶり栄湯」(※SAUNA BROS.vol7でも紹介)でした。

「これからも自分に合う銭湯を探してみたいと思います。『美寿々湯』さん、『湯どんぶり栄湯』さん、今日の『清春湯』さん。撮影は残り少ないですが、そうした地域に愛される銭湯で勉強して、シャーシロを演じる上での“慣れてる感”が、より出せればいいかなと」

スタートから9カ月。サウナのほかにも、水族館が心の拠りどころだったり、甘党だったり、隠れ熱血だったりと、キャラクターに肉付けがされてきました。

「水族館はまだしも、甘いものはそんな得意ではないんですけど(笑)、こうして1年近く同じ役を演じてきて。役の深みも増してきて。僕自身もシャーシロとともに成長させてもらって。こんな経験、これからはあまりないと思うので、残る撮影も全力で臨みます」

サウナと筋トレと、今後やってみたいこと

撮影を重ね、最初はどうしても“着せられている感”が否めなかった衣装のスーツもバッチリ似合うように。自分以外の男子メンバー全員が行っていたことから始めたという「週に3~4回のジム通い」の成果もあるのでしょうか?

女湯のスチームサウナ
せっかくなので、ちょっとだけ体験しました!

「最初のころは体重が57㎏だったところ、筋トレで66㎏まで増やしたんですよ。そこから食事などで調整していて……。言い訳になりますけど、ついこの間まで増量期だったんです。だから家を出る前に必死でパンプアップしてきました(笑)。サウナの撮影でぽっちゃりは、さすがにマズイかな~と思って」

オーダースーツがパツパツになるため、衣装さんからは「『そろそろ腕まわりを鍛えるのはストップ』と言われました(笑)」というほどストイックに取り組んできた筋トレ。

「清春湯」のロッカーはコインリターン式なので、100円玉を忘れずに!

「鍛えたせいか体も動きやすくもなって。それとともにアクションシーンも増えてきて。『脚まわりはまだ大丈夫』と言われたので、今は集中的に下半身を鍛えています。役者を始める際の目標が“ヒーローの役をやること”だったので、残り3カ月、サウナと筋トレで心身ともに磨いていきたいです」

「ブンブンジャー」の撮影を終えたら、一番の趣味であるサ活の範囲も広げていきたいそうです。

「サウナに関してこの1年はあまり冒険できていないので、いろんな施設を巡ってみたいです。『ブンブンジャー』のメンバーで卒業旅行に行くのもいいし、ひとり旅が好きなので、自分へのご褒美じゃないけど、全国の普段はあまり行く機会がない土地にふらりと行ってみるのもいい。そして、次の現場でもサウナを趣味にしているスタッフさん、役者さんを見つけて積極的にコミュニケーションを取っていきたいです」

後半戦に突入して物語は急加速。サウナ好きにも楽しい「爆上戦隊ブンブンジャー」はTTFC(東映特撮ファンクラブ)、TELASA、Amazon Prime Videoで1話~最新話まで配信中(定額制見放題)。気になる方は、ぜひ!

撮影ウラ話・その②

「魔法戦隊マジレンジャー」や「仮面ライダーカブト」に憧れ、ずっと「ヒーロー役をやりたかった」葉山さん。インタビューの合間に「一番うれしかったことは?」と聞かれ「親がブンブルーのおもちゃを買ってくれて。『本当にヒーローになったんだね』と言われたときです。感動しました」とニッコリ。

葉山侑樹(はやま・ゆうき)
‘01年10月27日生まれ。大阪府出身。主な出演作に、「爆上戦隊ブンブンジャー」(テレビ朝日系)や「最高の生徒~余命1年のラストダンス~」、「スチブラハウス」(ともに日本テレビ系)、「青春シンデレラ」(ABCほか)、「ブラックぺアン2」(TBS系)、舞台「FAKE MOTION-THE SUPER STAGE」など。

撮影協力
清春湯

■住所:東京都中野区弥生町2丁目1-9
■営業時間:後3:30~深2:00、不定休
■料金:大人=550円、小学生=200円、幼児=100、サウナは+300円
※詳細は公式HP(https://itp.ne.jp/info/134951221187051760/)をご確認ください

シェアお願いいたします
  • URLをコピーしました!
目次