自分の住んでいるエリアから、宿泊を伴うお出かけをする機会ができたら……そんなときサウナ好きが考えることは? きっと「その日はどこのサウナへ行こうか。もちろん泊まる宿も、いいサウナがあるところにしたい」だったりするんじゃないでしょうか。
「男性はいいよね。いろんな街に、その都市を代表するような本格サウナがあるカプセルホテルとか、泊まれるサウナがあるもの……」。多くの女性サウナ好きに言われる言葉です。
確かに……。男としては少し申し訳ない気持ちにすらなってしまうこともしばしばありました。
でも! 名古屋だったら別です。胸を張って答えてきました。「アペゼがあるじゃん」と。
1970(昭和45)年創業(※当初は男性専用施設)の、いわゆる「老舗」といえる名店サウナにして、サウナブームのはるか以前から“女性にも気軽(←お財布的にも)に入れる、心地よさと安らぎを提供したい”と、女性用フロアや宿泊カプセルを導入した「リラクゼーションスパ アペゼ」。
昨年(2023年)8月に、男性フロア、女性フロアともに、より心地よいサウナへと生まれ変わった「アペゼ」の魅力を2回に分けてご紹介したいと思うのですが……そうした経緯にリスペクトを込めて、今回は女性用フロアから先にチェックしていきましょう!
(現在発売中の雑誌「SAUNA BROS.vol.7」でも豊富な写真とともにお伝えしています。よろしければ、あわせてご覧ください!)
ドーム公演の“遠征”にも最適。「推し活」派のサウナ好き女性は絶対注目です!
まずはアクセスから。名古屋といえば、名駅(名古屋駅)近辺エリアと、栄エリアが2大中心街ですが、そのどちらからも至便。地下鉄東山線で1本(名古屋駅から5駅、栄駅から3駅)です。おまけに駅出口を出るとすぐ目の前にそびえています。わずか数十秒、わずか十数歩です。今池駅は東山線と桜通線の2路線が利用できます。
ナゴヤドーム(バンテリンドーム ナゴヤ)での公演や観戦に行くなんていう方も、その最寄り駅(ナゴヤドーム前矢田駅・地下鉄名城線)に1回の乗り換えで行かれますし、2路線が使えます。名古屋の主なコンサートホールにもだいたい便利に行き来できます。「推し活」で名古屋に行く、なんて方にはかなりオススメです。
エントランスを入ると、いきなりこんなラグジュアリーな空間。明るくて清潔で、ホッとしませんか? 「アペゼ」とはフランス語で“癒し”とか“落ち着く”“静まる”という意味。何より老舗ですから、フロントスタッフの方の対応もやさしく丁寧で、ホスピタリティーにあふれています。チェックイン時にフロントに伝えれば、キャリーケースや大きな荷物がまるっと入る専用のロッカーを案内してくれます。
何より安心なのは「男性専用」「女性専用」の各フロアは、ここから完全にセパレートされていること。エレベーターもそれぞれ分かれています。
では、レディーススパフロアへと進んでみましょう。
女性浴室は、もともと「VIP専用フロア」だったラグジュアリーな地下空間
地下1階が、女性しか立ち入れないレディーススパフロア。広くゆったりとした空間です。
冒頭に創業当時は男性専用施設だったと書きましたが、実はこのフロアは、その当時、2階の大浴場とは別につくられた「VIP専用」の浴室フロアだったそうです。う〜ん、納得です。
ロッカーも高さのあるウッディな高級感のあるもの。ワンピースやコートなど丈のあるものも、シワや折り目ができてしまう心配は皆無。あ、上の写真の左手奥に見えるのが、キャリーケースを丸ごと入れられる大型のボックスですね。
そのすぐ横には、サウナ後にすぐに体を横にできる休憩エリアが。
また、「カプセルホテル型施設の醍醐味といえば、コレでしょ!」の、1台1台にテレビモニターのついたリクライニングシート。女性専用で、これだけの数が並んでいるところは、なかなか見たことがありません。日本屈指だと思います。
ほど良く空調が効いていて、いい香りもするこんな空間で、浴後すぐにまったり出来るんですよ。入浴前に、すでに高まっちゃうじゃないですか。