【GO! 銭湯サウナ #10】東京の最新リニューアル3施設へ

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“動”も“静”も味わえる、ちょっとレベチ(!?)な、異次元銭湯サウナ
~北区「COCOFURO かが浴場」~

続いてご紹介したいのが5月にリニューアルオープンというよりは、“グランドオープン”を果たした、北区・王子の「COCOFURO かが浴場」。
「COCOFURO」といえば、大田区にある「ますの湯」「たかの湯」を思い浮かべる方もいらっしゃるはず。そうです。その2店舗と同様に、全国で温浴施設を展開する楽久屋グループが、さまざまな事情で閉業した街の銭湯の運営を引き継ぐ取り組みの3店舗目の銭湯サウナが、この「かが浴場」です。

さて、先の2店舗でもサウナに力を入れてきた「COCOFURO」ブランドですが、この「かが浴場」では、そのベクトルがさらにパワーアップ。というか……ちょっと銭湯としては異次元レベルのサウナ設備がここに誕生してしまったのです。

まずは、男湯のサウナ室の写真をご覧ください! 街の銭湯ですよ、コレが!! まさに前代未聞のスケールといっても、けっして過言ではありません。

すみません、個人的なファーストインプレッションで恐縮なのですが……扉を開けた瞬間、なぜか「領域展開」という言葉が頭をよぎりました。

爆風&爆音の熱さと、静かに没頭できる熱さ

では別角度から、もう一度、ど〜ん! 見てください!!

銭湯のサウナ室にして、4段のタワー型!! 40人ほどは座れちゃうんじゃないでしょうか。
最前部には、見るからにパワフルなストーブ&満載のサウナストーン。室内の明るさがかなり抑えられているので最初はよく見えなかったのですが、どうやらオートロウリュのノズルも(2本も!)スタンバイしています。

さらにさらに、「COCOFURO たかの湯」や「南柏天然温泉 すみれ」など、楽久屋グループの施設へ行ったことがある方にはもうお馴染みの、あの不穏(!?)な赤いランプとともに、送風口がコチラを向いているではありませんか。

そうです。サイズのスケール感や室内の雰囲気だけでなく、サウナ室を楽しむ仕掛け……あの「ミュージックロウリュ」が、ここでも(それも桁違いの熱さで)味わうことができるんです。

おっと、そうこうしているうちにミュージックロウリュのアナウンスが流れ始めました。気を引き締めて、タオルを頭巾のように頭にかけ(耳たぶを守らないと!)、念には念を入れて、3段目から2段目にポジションを移します。

赤ランプが灯りました!

うぉぉ〜。曲に合わせて水が石に向かって噴き出してます。それにしても長い! 数十秒ほどは射出が続き、熱い蒸気が室内を駆け巡ります!!]

水が止まり、やや間が空いたと思ったら……。おおっ! おうふっ! 今度はもっと長い射出&爆風タイムが!!

楽曲の盛り上がりというかサビに応じるかのように、座面の下のLEDのカラフル演出も始まっちゃいました。それにしてもスピーカーもすごいですわ。ズンズンズンズン、体に重低音の振動も伝わって来ます♪

ふぅ〜。私レベルですと……やっぱり1段下がっていて正解でした。肌は赤く、うれしい色みに染まっています。なんという衝撃の熱波サービス。なんというエンタメ感!

この「ミュージックロウリュ」は毎時00分と30分に炸裂しますが、それ以外の時間は静かに熱さに向き合うことができます。サウナ室の温度設定は80℃台〜90℃ほどでキープされていてそれほど高くはないのですが、何しろ湿度が高めですから。ほんとに、中高温の超高湿でアッツアツの心地よさ。

実は毎時15分と45分に「サイレントロウリュ」というオートロウリュもあるのです。こちらは、水量は「ミュージックロウリュ」と同じくらいある気がしますが、音楽や光の演出はナシ。じっくりと静かに熱さを迎え撃つ感じと言いましょうか。

サウナ室に入るタイミングを自分ではかれば、「動」やエンジョイが好きな人、「静」や没入感を味わいたい人、どちらも最高の体感を楽しむことができると思います。

水風呂も外気浴もレベチ! お風呂好きにはたまらないこんな湯船も!!

水風呂も……イイですねぇ。男湯、女湯ともに約15℃ほどの水温で水深は90センチほど。それに何より広いのがたまりません。7〜8人は余裕で入れます。

水風呂横にも12分計。草加健康センターとここでしか見たことないかも(笑)

「前の2店もサウナには力を入れていましたが、この『かが浴場』では、浴室内のレイアウトをゼロから構築し直したんです。浴槽の位置やサイズ、洗い場のレイアウトまで、新しく見直しました。
もともとの広さもあったので、サウナ室のサイズも、水風呂の広さや深さも、外気浴スペースも取ることができて、私たちのやりたいこと、利用者の皆さんに提供したいことがより実現できたと思っています」(店長・濵舘秀和さん)

濵舘さんの言葉通り、男湯側も女湯側も、十分な数の休憩イスが用意された外気浴エリアが完備。扇風機が回っているのも実にうれしいところです。

あっ、そうそう……。設計を自由にやり直す過程で、サウナ室を可能なかぎり大きくした結果、当初予定していたスタッフ用のバックヤードもなくしてしまったそうです。いやはや、恐ろしいほどのサービス精神ですね(笑)。

そして、サウナを利用しない人=お風呂をしっかりと味わいたい人への配慮も行き届いています。

奥飛騨天然温泉の成分を用いた浴槽や、5種もの薬草を独自にブレンドしているという漢方薬湯も絶妙な心地よさ。
一時閉業する前の「加賀浴場」時代からのお客さんと見受けられる高齢の方も、実に気持ちよさそうに湯船で過ごしていらっしゃいます。

朝6時の開店から夜0時の閉店まで。サウナ好きもお風呂好きも次々にのれんをくぐっていきます。
いやぁ、ものすごい銭湯サウナが、またひとつ出来てしまいました。


【COCOFURO かが浴場】
住所:東京都北区王子本町2-23−9 営業時間:前6:00~深0:00  3月、5月、9月、11月の各第3火曜=休 料金:入浴料=520円(大人)+サウナ料金=200円

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