
岐阜・神崎川のほとりに誕生した「Kanzaki Sanga Sauna」。6月30日に発売したSAUNA BROS.vol.10でも掲載したのですが、その魅力をもっと深掘りしたい! とSAUNA BROS.WEBでご紹介している、今回は第3回目。
「Kanzaki Sanga Sauna」は透き通る神崎川のせせらぎや、風に揺れる木々のざわめきに包まれながら、体と心がゆっくりほどけていくーーそんな場所です。これまで、サウナ室、神崎川=水風呂についてご紹介してきたのですが、今回は休憩スペースをご案内します。といっても、クールダウンの場所は、もはや自由。大自然の真ん中で、緑を前に風を感じて、五感をフル解放してリセットできる特別な時間が、ここにはあります。「Kanzaki Sanga Sauna」でしか味わえないフィンランドのソーセージ「マッカラ」や、木々の香りが広がる「サンガソーダ」も体験の価値あり。さらに、雨天時も快適に過ごせる内気浴スペースに加え、ロッカーやシャワー室なども完備。大自然にありつつも、安心してサウナに集中することができます。
水風呂と温かい壺風呂も。川に入るハードルが高くても安心
「Kanzaki Sanga Sauna」の魅力は、清流・神崎川でのクールダウンや、こだわり抜かれたサウナ室だけではありません。「川でのクールダウンはちょっとハードルが高いかも……」という人向けに、屋根のついた水風呂もちゃんとあるのです。
パブリックサウナ「コンティ」のすぐ横に、水風呂&壺風呂スペースがあります。こちらの水風呂は、地下から汲み上げた天然の井戸水を使用。「硬度30くらいで、中硬水(硬度90)や軟水(硬度20)とはまた違った感覚が味わえるんですよ」と、トオルちゃん(「大垣サウナ」の元・名支配人として知られる、林亨さん)。
こちらの井戸水は清らかでまろやかな肌触りが特徴で、年間を通じて安定した水温をキープ。ミネラル分も豊富で、敏感肌の方でも刺激を感じにくいやさしい水質なのがうれしいポイント。

屋根はあれど壁はないため、横には神崎川をすぐ見下ろすことができ、自然とつながるような開放感に包まれながら、サウナでじっくりと蒸した体をやさしくクールダウンすることができます。
水風呂の横には大きな水槽があり、泳ぐ魚たちは川の生態系を再現しているのだそうです。水槽の横においてある石に描かれた魚の絵は、サウナ大好き芸人であり、SAUNA BROS.連載陣のひとり、マグ万平さんが描いたそうです。

さらに壁際には、勢いよく水を上から浴びることができるガッシングシャワーも完備。大自然の中で頭上から「バシャーン!」と浴びる冷水の爽快感は格別です。

そしてさらにうれしいのが、水風呂の横にあるほどよい温度の2つの壺風呂です。サウナ施設では湯船がないことも多いなか、「やっぱりお湯につかりたい」というの願いにも、ちゃんと叶えてくれるのです。
全天候型の内気浴スペースからも、神崎川を一望
水風呂スペースからパブリックサウナ「コンティ」を挟んだ奥には、内気浴スペースがあります。雨や風からしのいでくれるこのようなスペースがあるのも、トオルちゃんの細かい気遣いが感じられますよね。

こちらのスペースには、「コンティ」と同じく、眼前に神崎川を望むことができる大きなガラス窓があります。快適な室内にいながらも自然の音がほんのりと届き、外気にさらされずとも、自然との一体感を味わいながら時間を気にせず自分だけのペースでくつろげる場所です。
ちなみにこの場所で休憩しながら、トオルちゃんにロングインタビューをしました。誌面では(WEBでも)、彼の言葉からにじむ「Kanzaki Sanga Sauna」への思いをたっぷりとご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!

もちろん、外気浴もし放題。休憩椅子が各場所に置いてあります。澄んだ神崎川のせせらぎを間近に感じながら、川の流れの音やそよぐ風を感じながら、ゆらめく木漏れ日を眺めながら……。自然の息吹に包まれて深呼吸すれば、日々の疲れもすっと解けていきます。
晴れた日には川面がきらきらと輝き、季節の移ろいを肌で感じられる外気浴。ひとつとして同じ日はありません。
マッカラとサンガソーダで、もう気分はフィンランド

サウナの合間に楽しみたいのが、「Kanzaki Sanga Sauna」こだわりのグルメ。こだわりの樹木エキスの炭酸割り「サンガソーダ」と、フィンランドの伝統的なソーセージ「マッカラ」を味わうことができます。
フィンランドから直送されたマッカラは、外はカリッと香ばしく、中はプリッとジューシー。噛むたびにじゅわっと肉汁があふれ出し、サウナでたっぷり汗をかいた体にじんわりと染み渡っていきます。

そして一緒に楽しみたいのが、「Kanzaki Sanga Sauna」オリジナルドリンクの樹木エキスの炭酸割り「サンガソーダ」。まるで森の空気を閉じ込めたような爽やかな香りが特徴で、甘さ控えめの爽快な味わい。口に含むと、ほんのりとした木の香りが鼻腔をくすぐり、五感まるごと森に包まれるような感覚に。
森の空気を感じながら味わうこれら2つの組み合わせは、まさに「自然と調和したサウナ体験」。心も体も整ったあとのごほうび時間に、これ以上ない贅沢を添えてくれます。心の底から満たされていくのを、じわじわと味わうことができるでしょう。
ロッカーやアメニティーも完備。快適さにも妥協なし

大自然の中にあるサウナ施設というと、「インフラが整っていないのでは?」という不安もあるかもしれません。でもご安心を。「Kanzaki Sanga Sauna」では、ロッカーやアメニティなどの設備も充実しています。
男女別のロッカールームには、鍵付きのロッカーを完備。バッグや着替えをゆったり収納できるため、長時間の利用でもストレスフリーです。
シャワールームも完備しているから、サウナ後の汗や汚れをしっかり流せるのもうれしいポイント。アメニティも完備しているため、手ぶらでも来ることができます。

さらに、女性から人気の「女優ミラー」も設置。明るい照明に大きな鏡で、メイク直しやヘアセットも快適です。
設備面でもユーザー目線の配慮が行き届いているのが「Kanzaki Sanga Sauna」の魅力。サウナでじっくりと汗を流したあとも、身だしなみを整えてさっぱりと帰路につける環境が整っています。
また、「Kanzaki Sanga Sauna」をより楽しむためには、ちょっとした準備もお忘れなく。川へクールダウンしに行く際には、水に入る用のサンダルが必須。足元をしっかり守れると、川への行き来もスムーズです。少数のサンダルのレンタルはありますが、自分専用を持って行くなど、ちょっとした準備があれば、さらに自然と一体になれるサウナ体験が楽しめます。また、自然豊かな場所なので、施設にも虫除け設備もありますが、自身でもマイ虫除けのグッズを持参するとより安心かもしれませんね。

外の自然を感じながらゆったり座ったり、静かな室内でじっくりとととのったり。訪れる人それぞれが自分のペースでくつろげるのも、「Kanzaki Sanga Sauna」の魅力です。
Kanzaki Sanga Sauna
■住所=岐阜県山県市片原字大フブセ611-1 岐阜バス停美舟養魚場前 橘向かい
■営業時間=<コンティ/ブリックサウナ>10:30〜20:30、<コタ/予約制サウナ>10:30〜13:30、14:00〜17:00、17:30〜20:30の3部制(今後は夜営業の予定もあり)
■料金=<コンティ/ブリックサウナ>2,000円、<コタ/予約制サウナ>プラス1人2,000円
※その他の情報は公式Instagram(@kanzaki_sanga_sauna)、公式X(@sanga_sauna)、と公式HPをご確認ください
※オープン前に取材をさせていただきました

「SAUNA BROS.vol.10」
●好評発売中
●定価:1,251円(本体:1,137円)
●発行:東京二ュ―ス通信社
全国の書店、ネット書店(Amazon、楽天ブックス、Fujisan.co.jpほか)にて販売中
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