全国各地に数あるサウナ施設のなかでも、特に有名な施設のひとつ、静岡県静岡市の「サウナしきじ」。関東、関西どちらからもアクセスしやすい静岡という立地に加え、2019年には東名高速道路の日本平久能山スマートインターチェンジが開通。ますます便利になったサウナしきじをもっと楽しむために、周辺の観光スポットをご紹介します!

日本平ロープウェイ(サウナしきじから車で20分)

静岡市中心街から駿河湾を眺める日本平山頂と久能山東照宮を結ぶ全長1065mのロープウェイ。屏風谷や久能海岸、その先に御前崎や伊豆半島が見渡せる。すぐ近くにはJリーグ、清水エスパルスの本拠地であるスタジアム日本平があり、試合がある日はロープウェイのスタッフもエスパルスのユニフォームを着用して観光客を出迎える。しきじを訪れる前後に試合を観戦するのもオススメ。



日本平ロープウェイ
■住所:静岡県静岡市清水区草薙597-8(日本平山頂)
■営業時間:日本平駅 始発9:10/久能山駅 最終17:00
■料金:大人(中学生以上)往復1,250(630)円、片道700(350)円 ※カッコ内は小人(小学生以下、4才〜12才)。久能山東照宮とのセット料金などもあるので、詳細は公式HP(https://ropeway.shizutetsu.co.jp/)をご確認ください。
久能山東照宮(サウナしきじから車で20分)

前述した日本平からロープウェイに乗ること5分。久能山山頂に鎮座する、全国に数ある東照宮の根本大社となるのが、久能山東照宮。元和2年(1616年)4月17日に駿府城で徳川家康が没した際、遺言により山頂にあった久能寺を廃城とし、2代将軍・秀忠の手によって建立された。境内の一角には「久能山東照宮博物館」も建っており、国の重要文化財に指定された家康愛用の品々を見ることができる。

家康の遺骨を埋葬した重要文化財、神廟。ロープウェイを降り、境内を進んで階段を登った先にあるので、足元にご注意! 木々に囲まれた静かな場所だ。

同じく重要文化財の神楽殿。毎月17日と26日には「月次祭」が執り行われている。17日は徳川家康の亡くなった4月17日にちなんだもの。26日は家康の誕生日(12月26日)にちなむ。取材当日はちょうど26日の「月次誕辰祭」の真っ最中だった。



江戸時代初期の代表的建築物として国宝に指定された御社殿。権現造を採用し、総漆塗で極彩色の社殿には、建設当時における最高の技術、そして芸術が結集されている。毎年4月17日の家康の命日には、遺徳を偲ぶ「御例祭」が開催されており、2025年も盛大に執り行われた。
久能山東照宮
■住所:静岡県静岡市駿河区根古屋390
■営業時間:9:00~17:00(最終受付は10分前。営業終了は季節により異なる)
■拝観料:社殿700(300)円、博物館600(300)円、共通1,200(500)円 ※カッコ内は小人(小学生以下、4才〜12才)

サウナしきじ周辺には、まだまだ見逃せないスポットがいっぱい! 次回はしきじに行ったら必ず食べたいあの静岡名物ほか、久能山東照宮に勝るとも劣らぬ旧所名跡をご紹介いたしますのでお楽しみに!

「SAUNA BROS.別冊 SAUNA KIITOS」
■発売日:2025年3月31日(月)
■定価:1,137円
■発行:東京二ュ―ス通信社