大阪・関西万博に出展されるサウナ発表会見にサバンナ・高橋が登場

2025年4月13日(日)〜10月13(月・祝)の期間に、日本国際博覧会(大阪・関西万博)に登場する万博サウナ「太陽のつぼみ」。その詳細が、3月7日(金)に行われた記者会見にて明らかとなった。

会見には、大阪・関西万博の催事企画プロデューサーである小橋賢児や、設計・建築・施工から運営までを担当する太陽工業株式会社の取締役社長・能村祐己、「太陽のつぼみ」の総合プロデューサーであり“サウナ師匠”と呼ばれる秋山大輔、太陽のつぼみの設計を務めた建築家の小室舞が登壇した。また、スペシャルゲストとしてサウナ好き芸人として知られる高橋茂雄(サバンナ)も登場。「太陽のつぼみ」に関するトークセッションなど、大盛り上がり&サウナトークたっぷりの会見をリポートする。

太陽光を取り込む、ETFEフィルムを採用した躯体

太陽のつぼみは、大阪・関西万博のテーマである“いのち輝く未来社会のデザイン”が体感できる新感覚のサウナ。花びら風の空気膜クッションが集まってひとつのつぼみとなり、太陽に向かって伸びていくような生命力溢れる美しい造形が特徴だ。太陽のエネルギーが海や草⽊、⾵の空気をまとってユニットに降りそそぎ、利用者が⾃然のエネルギーが満ちたサウナで、⼈としての原点に回帰していくことをイメージした施設となっている。サウナの設計を手掛けたのは設計スタジオ「KOMPAS」の建築家・小室舞だ。

サウナユニットの模型
円形構造が採用されている

サウナや水風呂、内気浴を形作るユニットは、自然光を透過するETFEフィルム(※)を膜のようにして張ったもの。構造体も兼ねた最小限のアルミフレームとETFEフィルムと空気だけで構成したテトラ形状のユニットは、最小部材で最大限の空気のボリュームを包むことができ、軽量ながら断熱性を備えた膜ならではの柔らかなデザインを実現しているという。光を拡散する梨地ETFEを採用することで、太陽の光を鮮やかに映し出し、サウナの中からも自然のエネルギーを感じられるこれまでにないサウナだ。

太陽のつぼみは3棟のテトラ型ユニットで構成されており、つぼみのように中の熱を閉じ込めるサウナと3Dプリンター技術で作った水風呂、光に染まり風が抜けるラウンジからなる。また、空気を抜くとコンパクトに収納できるユニット型の躯体や、移設しやすい基礎構造により、大阪・関西万博の閉会後も新たな地で再構成・再利用することができるそう。

※ETFEフィルムとは、フッ素樹脂をフィルム状に圧延した高機能フッ素樹脂。軽量かつ高い耐久性と透過性を備え、ガラスに代わる新しい建築表現が可能な材料として注目されている。厚さ0.25mmにも関わらず、耐久性は20年以上あり、防炎性能も有している。

ガイドのアテンドによるサウナ体験

サウナには新たな試みとして、木材が使用されていない。また、ほとんどのサウナが熱を逃さないように天上高を低くするなかで、太陽のつぼみは約4メートルもの天上高を誇る近未来を思わせる構造だ。サウナの定員は14人、水着着用で男女が一緒に楽しむことができる。

サウナリチュアルのプロジェクトメンバーを紹介する秋山氏

サウナのプロデュースを手掛けたのは、サウナに関する研究を進め医学的効能を明らかにする「日本サウナ学会」を設立するなど、サウナ文化の発信に尽力し「サウナ師匠」といわれる秋山大輔。秋山は「Experimental(実験的な)、という要素が1番重要なんです。サウナでこんな楽しみ方ができるんだ、こんなアプローチをしていいんだということを、サウナ好きの方にひとつでも拾ってもらえたらうれしく思います」とコメント。

さらに、サウナは、自分のペースで楽しむ…といったものではなく、サウナガイドにアテンドされて“サウナリチュアル”(画像参照)を体験するというもの。そのため、演出に合わせて温度が上がったりロウリュの回数が増えたり、天候によっていくつかのストーリーが用意されているという。

「太陽のつぼみ」オリジナルウェアがお披露目!

「めっちゃかっこいいやん!」と高橋も絶賛

また、当日会場では日本のウェアブランド「SOPH.」とのコラボレーションウェアがお披露目され、サウナガイドのユニフォームや、利用者限定で会場で購入することができるポンチョなどが発表された。素材は保温性の高い段ボールニットを採用し、野外のサウナ体験時でも心地よく過ごせるような作りとなっている。

高橋「(太陽のつぼみを)まだ信じてない!」

トークセッションでは高橋が「太陽のつぼみ」について一問一答形式で答えていき、「一緒に万博サウナに行きたい人は?」という質問ついては、「奥さんの清水みさとちゃんと行くのが大本命やけど、仕事でもし行かれへんかったら吉本のサウナ好き芸人で“一緒に行けるやつ決定トーナメント”をしたい」と提案。「ポイントは、サウナ後の飯を食べている時に居心地がいいかどうか」と語った。

また、「『太陽のつぼみ』を一言で表すと?」という問いに対しては、「(想像を超える内容に)まだ信じてない!」と書いたパネルを掲げ、会場の笑いを誘った。

大阪・関西万博まで、あと1カ月!

サウナの日(3月7日)に開催された会見は、奇しくも開催までちょうど残り37(サウナ)日だった

「太陽のつぼみ」の体験には、入場チケット購入・来場日予約後に抽選申込が必要だ。184日間限定なので、気になる方はお見逃しなく。また、現在(2025年3月)、アルバイトスタッフも募集中! 世界中の人々が集まる場でサウナガイドができるのはまたとない機会になるはず。応募はこちら(https://baito.mynavi.jp/cl-002658309414/job-111330930/)から。大阪・関西万博開催まで1カ月を切った。新たなサウナの誕生を見届けよう。

太陽のつぼみ
■実施場所:万博会場内グリーンワールド
■実施期間:2025年4月13日(日)~10月13日(月)
■実施時間:前9:00〜後9:00(予定)
■入場料金(税込):[平日券]大人=6,000円、中人=3,500円、小人=1,500円 ※期間中の平日に1回入場可能/[夜間券]大人=3,700円、中人=2,000円、小人=1,000円 ※後5:00以降いつでも1回入場可能/[1日券]大人=7,500円、中人=4,200円、小人=1,800円 ※期間中いつでも1回入場可能
※3歳以下は無料
※詳細は公式HP(https://www.taiyo-tsubomi.jp)をご確認ください

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