「開放感」とはまさにこのことか、と全身で感じることができる、特別な浴室が「白樺リゾート 池の平ホテル」にはあります。前回の記事では、サウナ室のスペックを中心に紹介しました。
今回は、子供連れでもサウナやお風呂が安心して楽しめるようになっている”心配り”を中心に、家族みんなが満足できる、ホテル全体の魅力も紹介していきます。小さい子供がいると、なかなか自分の時間がとれない……なんてこともしばしば。しかし「白樺リゾート 池の平ホテル」の広々とした浴室には、細かい工夫が施されていました。
サウナの後も家族で楽しい! 満喫できる! な各エリアも併せて紹介していきます。
お子さんがいても安心安全の浴室!
大浴場「湖天の湯」の洗い場は、広くてゆとりのあるスペースに。ひとつひとつ区切られているので、人の目を気にすることもありません。
親子で並んで身体が洗える広めの洗い場を完備! それこそ人目を気にせずに過ごすことができます。取材後のサウナ体験の前に、体を洗っていると……1人用の洗い場で窮屈そうなお父さんを発見。「親子洗い場のスペース」の存在に気付いてもらいたく、おせっかいかも? と思いながら、一声かけると、早速移動していました。その様子になんだかほっこり。
誰もが泳ぎたくなってしまうほどワクワクしてしまう、開放感あふれるお風呂(もちろん泳ぐのは禁止されていますが!)。42℃と親子でものんびりできる温度です。
また、子供への配慮は洗い場だけでなく、お風呂にも……! オムツのまま入れる40℃の「童の湯」があります。親子で入れるサイズ感なので、”大浴場デビュー”にもおすすめです。
大浴場「湖天の湯」は、前6:00〜10:00(木の湯=女湯、石の湯=男湯)と前11:30〜1:00(木の湯=男湯、石の湯=女湯)と長営業時間! 子供が寝静まった頃に、パパママが交代でサウナへ……大人の楽しみ方もできます。子育ての合間、ひとときの時間をサウナに使い、癒されるなんて使用方法もいいですね。
脱衣所には子連れ専用スペースがあり、バウンサーやベビーベッド、子ども向けの低い洗面台、何気に便利な水着の脱水機まで! お子さんやご家族連れはもちろん、すべてにやさしい印象でした。
サウナとお風呂の後は“信州づくし”でまったりと
大浴場を出た後は、「湯上りラウンジ」で湖畔でのスロータイムを。
蓼科山の伏流水を楽しむ名水バーの炭酸水がまた、口当たりがまろやかでおいしいのなんの(しかも無料)! スペックは前回も紹介したのですが、信州産のりんごや巨峰を使用したフルーツジュースを自販機で買ってカスタマイズドリンクを作ってみるのもおすすめ。子供だけでなく、大人までテンションが上がってしまいます。
「湖天の湯」を出たすぐ目の前にあるのが、屋内型温泉街「しらかば仲見世」。長年の歴史を紡いできた諏訪大社の御柱を祀る仲見世通りでは、蔵元直送の地酒やワイン、地ビールをはじめ、地元の農場や牧場から届いた地元食材の売店が並び、信州の甘味や酒肴が楽しめます。
信州名物のそばや五平餅、おやきで軽くサ飯(サウナご飯)するのもよし。お待ちかね、ビールが飲みたい方は「郷土Bar信州」へ寄って一杯やるのもよし。
「『舞姫』、『真澄』など長野県内の地酒を取り揃えるとともに、地ビールもご用意しています。自社工場で作る『白樺 蓼科』もどうぞご賞味ください」(小林さん)。
コクはあるけれど、のどごしまろやかな「白樺 蓼科」のドンケルと、すっきりした味わいのピルスナー。「真澄 漆黒KURO純米吟醸」。どれもお風呂&サウナあがりにピッタリ。ドリンクおよびアルコールは前11:30~後11:00(後10:30ラストオーダー)と、深い時間までの営業も1日の疲れを取るのにうれしい時間。
仲見世内には、伝統工芸の展示・販売も。縁日コーナーには駄菓子、射的、めんこなど、昔懐かしい遊びがズラリ。目の届く範囲なので、お酒を嗜みつつ、子供たちが遊んでいる様子が確認できるので、安心です。
圧巻のディナーとくつろぎの客室で旅を満喫
そして、夕方には70種類ものバイキングが圧巻のレストランRESORT FOOD HALL「湖畔の風」へ。天井が高く広々とした空間で、湖畔に沈んでいく夕日を眺めながらディナー(カフェやランチでも利用可能)。
「フードホール型ダイニングには13もの個店が並び、ビュッフェ形式でお召し上がりいただいております。四季折々の地元食材を使った肉や魚、和・洋・中・エスニックなど多彩な料理をお楽しみください」(小林さん)。
これら、すべてが食べ放題。また、お風呂と同様、お子さんにやさしく、「キッズダイニング」もあります(ハンバーグ、から揚げ、ウインナーなど自分が子どもだったらまさに夢のラインアップが!)。
パティシエによるデザートも食べ放題なので、甘いもの好きの方はお箸(フォーク!?)が止まりません。常時9種類のデザートを完備。フルーツたっぷりのタルトや、大人向けの和風デザートなど……大人から子供まで堪能できます。さらに一口サイズなので、あれもこれも気になる子供もたくさん食べられそうですね(もちろん大人も!)
地ビール、ワイン、ウイスキー、日本酒がいただける2500円の飲み放題もあります。ふだん、ゆっくりお酒を飲むことができない子育て世代も、今日ばっかりは少しはめを外しても許されるかも……!?
取材時(初夏頃)、お刺身をはじめとした海の幸を提供する「海鮮市場 みずべ」では季節限定のカニが。うず高く皿に盛られたカニを思う存分に食す……。外食といえば、子供が好きな料理があるお店に行きがちですが、ビュッフェスタイルなら好きなものを好きなだけ食べられる……うーん、これぞ旅の醍醐味。
そして、宿泊する客室は2タイプから選択を。いずれも琉球畳にベッドの和モダンタイプ。ゆっくりとくつろげるよう木材の温かみを生かした落ち着いたデザインとなっています。車山や霧ヶ峰の稜線を背景に、白樺湖を望むことができる新本館5~9階「デラックスレイクビュータイプ」。バルコニーにチェアとミニ暖炉を備え付け、澄んだ高原の風を感じられる4階「デラックスバルコニータイプ」。客室の広さはともに40.4㎡。定員は4人で2ベッド+3人から布団を用意してくれるそう(全73室)。
ほか、館内アクティビティーも充実していて、アミューズメントエリアには、温水プールやボウリング場、ファミリーランドにある遊園地や動物園も! 小さいお子さんがいると、荷物が増えてしまい移動が億劫に……子供達も疲れてくると抱っこやおんぶでさらに大変に、なんてことは日常茶飯事。しかし、アミューズメントも、ホテルの敷地内で完結できるので、移動も楽ちん。疲れたらホテルに帰って、一旦休憩。そのあとは、また外に出て遊ぶのもよし、ホテル内でのんびり過ごすのもよし……いろんな楽しみ方ができる「白樺リゾート 池の平ホテル」ですね。
「温泉をはじめ、信州鉄平石や木曽ひのきなど地元の建材も随所で使用するとともに、信州のものにこだわった、信州を五感で感じていただける空間作りを行いました。ご夫婦、カップル、ご家族連れなど、すべてのお客さまに、季節や天気を問わずお楽しみいただければ幸いです」(小林さん)。
「白樺リゾート 池の平ホテル」内だけで満喫できる充実したエリアを取り揃えた充実ぶり。白樺湖畔の紅葉や車山、霧ヶ峰の冠雪など、これからの季節も楽しみ。都心からわずか2時間ほどで、こんなリゾート気分が味わえるなんて……家族で湖畔で蒸されて涼んで、満たされに行ってみてはいかがでしょうか。
白樺リゾート 池の平ホテル
■住所:長野県北佐久郡立科町芦田八ケ野1596
■営業時間:日帰り温泉=前11:30~後11:00(最終受付は後10:00)、宿泊者=前11:30〜翌後4:00(営業時間:前6:00~前10:00、前11:30~後1:00)
■料金:大人=2,000円、3歳~小学生=1,500円※特定日は料金が異なります
※そのほか詳細は公式HP(https://www.shirakabaresort.jp/ikenotaira-hotel/)からご確認ください
「SAUNA BROS.vol.8」
■発売日:2024年7月3日(水) ※一部、発売日が異なる地域がございます
■定価:1,137円
■発行:東京二ュ―ス通信社
※全国の書店、ネット書店(Fujisan.co.jp<https://www.fujisan.co.jp/product/1281703515/b/2602105/>ほか)にてご予約いただけます。
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撮影/岡本武志
取材・文/橋本達典