白樺湖との一体感&伏流水キンキン水風呂に浸る! 湖畔混浴・空

平均気温の統計を取り始めてからの125年間で特に暑い夏となった2023年に匹敵する暑さになるといわれている2024年の夏。35℃以上の猛暑日が続いたり、地域によっては40℃前後の酷暑になったり……。今回、ご紹介する「白樺リゾート 池の平ホテル」がある立科町の夏の平均気温は30℃くらいと過ごしやすく気持ちがいい場所。そんな避暑地ともなる場所に、注目すべきサウナ室があるということで徹底リポート。白樺湖と車山の圧巻の大自然の中にたたずむ、癒しの空間……。夏旅で行きたい「白樺リゾート 池の平ホテル」のサウナ室を中心に紹介致します!

目次

記録的猛暑を標高1,416mの白樺高原で乗り切ろう

JR新宿駅からあずさ5号に乗って約2時間。最寄りの中央本線茅野駅から車で30分ほどで「白樺リゾート 池の平ホテル」へ到着します(茅野駅東口発前10:45、後4:15、新幹線の佐久平駅浅間口発、後1:40の送迎バスもあり。車で訪れる際は、中央道諏訪ICより40分、諏訪南IC35分、上信越道佐久IC50分。駐車場あり)。

出迎えてくれた池の平ホテル&リゾーツ 広報室室長の小林靖さんによれば、「ホテルが建つ白樺湖畔は標高1,416m。夏場の平均気温が22.8℃と、本当に過ごしやすいです」とのこと。

連日の酷暑。しかし、白樺リゾートがあるこの場所は夏も過ごしやすい気温で、さらには湖畔からひんやりとした風が吹いて実に心地いいです。

1955年7月に「池の平ホテル」が開業してから70年あまり。長年親しまれてきた「池の平ホテル」の本館が全面改築のうえ、昨年4月には新本館としてリニューアルオープンしたばかり。さっそく館内を案内していただきます。

圧巻の景色で楽しむサウナ室

「白樺リゾート 池の平ホテル」のメインサウナは、『湖畔混浴「空」』に。男女で、家族で楽しめる……唯一無二の空間を紹介していきます。

階段を登るとそこには……
「展望サウナ Ku」が待っています!

「展望サウナ-Ku-(くう)」では、展望窓から季節や時間とともに移ろう車山や霧ヶ峰が一望できます。「サウナ室」という室内にいるのに、まるで自然の中に溶け込んでいるかのような感覚。没入感のある景色にただただ感動です。

山並みの曲線をイメージしたデザインはなんとなく、“やさしさ”を連想させるのですが、体験してみると……パワフルな熱がサウナ室全体を包み込んでいます。

湾曲した椅子のデザイン。全体的にやわらかい空間を想像させます
アロマを使用したセルフロウリュ。湿度とともに癒しの空間がサウナ室に広がります

アツアツのサウナ室ですが、セルフロウリュをすれば、湿度たっぷりのさらに心地良い空間に!

天井から入る日の光のおかげで、開放感が! これもまた気持ちよさの理由かも……!?

打たせ湯ならぬ“打たせ水”がある混浴エリアの水風呂はシングルでキンキン! ここの水風呂は、季節によって水温も変化するそうなのですが、1年を通して涼しい気候の白樺では、いつでもこのキンキンの水風呂が楽しめます。伏流水の滑らかなで冷たい水が肌に染み込み、火照った体を冷ましてくれます。

目で見ても気持ちの良い、打たせ水

「蓼科山の伏流水をかけ流しで使用しているため飲用も可能で、お客さまに喜ばれています。展望サウナ-Ku-は男女混浴ですので、ご夫婦やカップル、グループのお客さまで一緒にサウナ楽しんでいただければ」(小林さん)。

サウナの後は、階段を降りて休憩を。ずっと入っていられる”ちょうどいい温度”……39℃のお風呂に入りながら緑豊かな景色と白樺高原の爽やかな風を感じることができます。

休憩用の椅子がお風呂に浸かっているという……これまた新感覚の休憩が楽しめます。

サウナの後は、この唯一無二のインフィニティ空間での休憩がおすすめ! 

趣の異なる「木」と「石」2つの温泉とサウナ室

時間で男女入れ替え。コンセプト違いとはいえ、ほぼ同スペックの作りに

さらに忘れていけないのが、男女別の浴室も。 

北八ヶ岳・蓼科山(2,531m)の秘湯、樽ヶ沢温泉の源泉を引き込んだ大浴場「天然温泉 湖天の湯」。地元・信州鉄平石をあしらった「石の湯」と木曽ひのきを採用した「木の湯」という趣の異なる2つの浴場は男女入替制。

新本館の全体のコンセプトは「THE LAKE RESORT」。「客室や温泉、フードホールなど、お客さまがゆっくりと過ごされる場所では、より白樺湖の絶景をご堪能いただける設計となっております」と小林さん。

さわやかな高原の風と、夜は満点の星空。これでビールがあれば……と思った方は、少々お待ちください。お酒については近日公開予定の記事でリポートします。

木の湯のサウナ室
石の湯のサウナ室

白樺をあしらった「木の湯」や「石の湯」のサウナ室は90℃(30分毎にオートロウリュあり)設定。霧吹きのような細かいオートロウリュはサウナ室内をじんわりと、でも湿度たっぷりの空間に仕上げてくれます。

シンプルな作りのサウナ室はどこに座っても、落ち着くのですが、とくにおすすめしたいのが、ひとりで利用できる、”没入感スペース”。限られたスペースに施されたさまざまな工夫のおかげで、何回入っても楽しめます。

空いていればラッキー! ひとりの空間が楽しめるちょっとぜいたくな特等席

「木の湯」「石の湯」ともに水風呂は蓼科山の伏流水を使用。設定温度より体感はもう少しひんやりしていて、滑らかな水質のおかげで肌馴染みも抜群です。コンパクトなサイズ感がゆえに、独占できるぜいたくな水風呂で、火照ったからだを冷ましてくれます。サウナ室を出てすぐにある導線も◎

木の湯の水風呂は外気浴エリアに。外の涼しい空気も相まってよりひんやり感じます
石の湯にある寝湯からの景色

「サウナ室はもちろんですが、個人的には石の湯の寝湯がおすすめ。最高に気持ちいいんですよね」と小林さん。

おすすめ通り体験してみると、サウナ室から見た圧巻の景色とは違い、寝ころびながらただただ車山をぼーっと眺めることができ、なんだか穏やかな気持ちに……。これもまたサウナ室とは違う気持ち良さです。(そんな「木の湯」「石の湯」も紹介は次回以降で!)

サウナの後は、至れり尽くせりのさらなるくつろぎの空間へ!

そして、サウナの後に、ほっと一息……どころかついつい長居してしまう湯上がりラウンジが完備されています。

大きな窓で開放感抜群の湯上がりラウンジ。日光浴をしながらうたた寝している人の姿も……!?
打たせ水と同じ水の名水が飲めるバー! 肌で体感した後は、体内にも取り込むことができます

貸し出しカウンターには、ブランケットやクッションの快適グッズがずらりと並んでいます。

奥に進むと畳のエリアがあります。ソファーだけでなく畳エリアがあることでよりいっそうの落ち着き感……ちょっとだけ休憩のつもりが長居してしまいます。

さらにコンセントも発見! 「落ち着いた空間でPC作業ができるように」だそう。働く人への心配りも忘れていません

まだあった……!? 新設されたばかりの4つ目のサウナ

新本館前にある「レイクサイドパーク」にはサウナ桟橋もあります。大自然の中で楽しむテントサウナは、ホテル内のサウナとはまた違う格別の気持ちよさ。

湿度たっぷりのテントサウナを楽しんだ後は、目の前の湖へダイブも可。唯一無二の楽しみ方ができます。

定員5名の2時間制で平日20,000円。休日は25,000円(前9:30~後4:30)。大自然の中にはほかにもさまざまな桟橋があり、焚き火、SUPサイクルなどを楽しみながら自由に過ごすことができます。

今回は、4つのサウナを中心にご紹介しました。実は、小さなお子さんがいる方も楽しめるようにと配慮された浴室のしかけや、客室や食事、アミューズメントなどまだまだ紹介どころが満載の「白樺リゾート 池の平ホテル」2、3回目は近日中に公開します!

白樺リゾート 池の平ホテル
■住所:長野県北佐久郡立科町芦田八ケ野1596
■営業時間:日帰り温泉=前11:30~後11:00(最終受付は後10:00)、宿泊者=前11:30〜翌後4:00(営業時間:前6:00~前10:00、前11:30~後1:00)
■料金:大人=2,000円、3歳~小学生=1,500円※特定日は料金が異なります
※そのほか詳細は公式HP(https://www.shirakabaresort.jp/ikenotaira-hotel/)からご確認ください

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