7月3日に発売した「SAUNA BROS.vol.8」。その巻頭特集にて掲載したフィンランドへの旅の模様を、このSAUNA BROS.WEBでもあらためてご紹介していきたいと思います。
訪れたのは5月中旬。7日間で15施設のサウナを巡りました。首都ヘルシンキなど都市部の公衆サウナでは、楽しそうに&気持ちよさそうに過ごす地元の方々にフレンドリーに迎えてもらい、最高の蒸気をいただきました! また、ヘルシンキから北上して訪ねた湖水地方の湖畔のサウナ小屋では、静かな森と湖に包まれての極上のサウナ体験をーー満喫。
とにかく最高の旅でした。
そんな一つ一つのサウナで。そして「世界幸福度ランキング」でも数年にわたり第1位に選出される「しあわせの国」で感じたことを、追想していきたいと思っています。
まずは、日本を発つところから振り返っていきましょう!
何よりうれしいフィンエアーならではの、ありがたさ(!?)
日本からフィンランドへは、フィンエアーの直行便が定期運行しています(※2024年7月現在、東京<羽田、成田>、中部<名古屋>、関西の各国際空港とヘルシンキ・ヴァンター国際空港間)。
個人的な感想で恐縮ですが……まず最初に言っておきたいのが、フィンエアーのフライトは、私たち日本からのトラベラーにとって「かなりうれしいスケジュール」なこと。上記の4空港いずれからも、出発は夜の便になります。
つまり、「その日、定時まで働いてから空港へ向かう」なんてことが可能なんですよね。そして、ヘルシンキへの到着は翌日の早朝。飛行機に乗って普段どおりの時間に眠りについたら……ちょうど目覚めた頃合いに、現地に着いているというわけ! いわゆる時差ぼけも感じずに、朝イチから活動できる。なんて素晴らしいんでしょう♪
機内でのひそかな愉しみは……◯◯◯⚪︎◯探し!?
さて、移動中はもちろん睡眠もとっておきたいところですが、「機内食」が楽しみという人も少なくないのでは? 「できれば、そのどちらもしっかりと」なんて思っていたら、なんとフィンエアーでは、座席に据え付けのモニターで機内食の提供時間などのスケジュールも確認することができます。これ、密かにすごくありがたいポイントかもしれません!
モニターで映画を見ながら過ごしていて「そろそろかな」と思っていたら……機内スタッフが準備を始めてくれています。そして手渡された紙ナプキンを見ると、なんと、さりげなくマリメッコ! 思わず気分がアガります。
実は、他にもいろんなところにマリメッコが潜んでいるので、それを見つけるのもお楽しみのひとつなんですよね。
ちなみにこちらは、ビジネスクラスでもらえるトラベルキット。マリメッコのポーチを開けてみると……アイマスクもマリメッコ!! プレミアムエコノミーでも、ビジネスクラスとは違うトラベルキットがもらえるそうです。ポーチは、やはりマリメッコだそうです。
さりげないおもてなしを味わっていると……あっという間に到着!
さてさて。こちらが、その日の夜ごはんです。熱々のチキンカツにパン。メインがあたたかいものというのも、日本発着便のメニューには和食好きにうれしい1品が含まれているというのも、とてもうれしい限り。ドリンクも多種多様で、度数が高くないアルコール類もオーダーできます。
日本とヘルシンキの直行便なら、機内食は基本2回。夜ごはんと、到着の少し前に朝食がいただけます。ほどよくお腹が空いてきたな〜というタイミングなのが、またうれしいのです!
お腹が満たされたら、再び映画やドラマの機内上映を楽しむも良し。しっかり眠るも良し。機内はいったん消灯になります。
が、その前後のタイミングなどで……一瞬、照明がさりげなくオーロラカラーに!!
マリメッコといい、食事のメニューといい、このライティングといい。さりげないけれど心憎い“おもてなし”の数々に、どこか豊かな気持ちになるのでした。
すっかり気持ちよく眠ってしまい、気づけば窓外が明るくなっています。ふと見下ろすと……緑の森と湖面の揺らめき。いやぁ、あっという間ですね。
胸が高鳴ります。いよいよ憧れの「サウナの母国」にやってきました。